絵本のたまてばこ

絵本の読み聞かせのボランティア活動記録と絵本の紹介

絵本ボランティア交流会 2018年11月6日

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堺市の絵本の読み聞かせをしている10のボランティアサークルの交流会がありました。
今年は中区のなかよしえほんの会の主催でした。

4冊の読み聞かせを聞いて、各自が気に入った絵本のグループに分かれ感想を言い合いました。


「パパのしごとはわるものです」
作:板橋 雅弘  絵:吉田 尚令  出版社:岩崎書店
概要:宿題でパパの仕事について作文を書かなくてはいけなくなった。
コッソリあとをつけていくと……という感じではじまるパパと息子のハートフルなお話です。
感想:ページ数が多くなくって良い。
絵がみやすい。遠くからでもわかりやすい。
愛嬌のある絵柄。話の展開がわかりやすい。
感情移入しやすい。
小学生以上におすすめ(絵本好きな子なら年長児からいけるかも)。
私なら読書感想文の本に悩んでいる子がいたら、「この本読みやすいし、書きやすそうよ。」と言います。
少年のこころの言葉で話しが進んでいくので、淡々と読んだ方が聞き手の中に入りそうな感じ。
続編が出ていて、それもまた良かった。
映画化もされたらしい。子どもと一緒に観たい!

「このあしだあれ?」
編:ネイチャー&サイエンス 出版社:河出書房新社
概要:ページ数、結構あり。
動物のあしのドアップ写真に、このあしだあれ?とクイズがあります。
意外性のある動物たちの写真絵本です。
感想:読みごたえがあります。
わかりやすい動物ばかりでないので小学三年生以上におすすめですが、アプローチ次第でもっと低年齢にもいけるかもしれません。

「おとこのこなんてだいきらい だってね…」
「おんなのこなんてだいきらい だってさ…」
作・絵:ヴィットリア・ファッキーニ 訳:せきぐちともこ 出版社:フレーベル館
概要:女の子がおとこのこを思う気持ち、男の子がおんなのこを思う気持ちが書いてあります。
嫌い嫌いわからないデモ……と続いていきます。
2冊の絵本がシンクロしています。
2冊同時に読んでほしい本です。
感想:今日の読み聞かせでは会話をするように交互に読んでくださって面白かったです。
読み聞かせの基本として淡々と読むのが良しとされているけれど、会話みたいに進んでいくので、紙芝居のように演じるように読んだ方が向いている本だと感じました。
演じ形で幼稚園生でもいけるかもと思いますが、これも小学生以上におすすめだと思いました。
だけれど、この絵本の一般的な男の子や女の子の感じが、今時じゃない気がします。


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絵本の話しの後は、各サークルの困っている事を話したりしました。
勉強会は大事だとあらためて感じました。
定例会ももっと工夫ができそうです。
絵本のたまてばこも頑張らねば!
3年後は絵本のたまてばこが主催者となって交流会を開きます。
何ができるかな?凄く悩みます。